解決 事例18

契約社員の残業代未払い

[相談内容]
 Nさんは、大手銀行の契約社員として1年間働いていましたが、契約更新されませんでした。契約時の約束と違う業務内容と時間外労働の賃金未払いに強い憤りを感じていました。時間外労働の賃金が、キチンと支払われたのは最初の2ヶ月間のみでした。残りの10ヶ月間の残業代を支払わせたいと、JMITUに加入しました。NさんがJMTIUを知ったのは、朝の通勤時間帯にJR赤羽駅で未組織宣伝ビラを受取ったからです(赤羽駅での早朝宣伝は北部地区協議会として初めての活動でした。
[活動と解決]
  業務は、契約時の約束と違う内容でありまた、月30時間以上残業しても10時間程の支払でした。組合の計算で60万円余の未払い残業代があることが判明しました。 さっそくNさん本人と支部役員3名で、都心にある銀行本店をアポなしで訪ね要求書を提出し、団体交渉の約束を取り付けました。2回目以降の団体交渉に、銀行は4名の役員(管理職)が出席し、交渉で解決する姿勢を明らかにしました。3回目の団体交渉で銀行は、計算資料とともに全額支払を回答、合意しました。JMITU加入2ヶ月間で解決しました。 要求満額回答のスピード解決できたのは、これまでのJMIUと「金属反合行動」のたたかいの実績を、銀行がよく知っていたためです。労働組合の中央行動のデモ行進は、この銀行の前を行進していますし、倒産・全員解雇のたたかいでは、この銀行本店(当時は合併前の本店)前でたびたび座り込み闘争をしました。


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