解決 事例13

突然の解雇通告

[相談内容]
 Uさんは、新車販売会社で下取り中古車の販売員として採用され、経験を買われて中古自動車の新店舗を立ち上げました。しばらくすると、中古自動車台数の少ない別の店舗に異動を命じられ、突然、社長から「業績が悪い。今月いっぱいで辞めてくれ」と言われました。断わりきれずいったんは承知したが納得できないので、地元の共産党区議会議員に相談し、JMITUを紹介されました。子供の教育費もかかり、すぐに退職できません。
[活動と解決]
  JMITU加入の3日後、「組合加入通知書」と「要求書」の提出に支部役員2名が会社に行きしましたが、社長は団体交渉に応じません。1時間近く待たせた後、取締役の息子と課長が交渉に出席し、書類を受け取りました。組合の追求に対し、会社は「退職しろとは言っていない」と発言し、退職強要をしていないと強弁しました。そして組合に回答することなく、社長はUさんに直接、「来月以降も雇用する」と連絡してきました。 団交に出席しない社長は、
「退職強要をしていない」ことにして組合とUさんを切り離そうとしている、と組合は判断し、会社に組合への「文書回答」を強く求めました。再三の交渉の末、3週間後に会社は組合に対して、「現在も雇用を継続しています」との文書回答を提出して来ました。 退職強要があってから、会社の「文書回答」まで1ヶ月のたたかいでした。


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